2007年 12月 04日
河原の秋 【3】 |
水の中には、まだ沢山の鮭が泳いでいました。
浅瀬でただよっている鮭だけでなく、流れの強い深みで
上流を向いて力強く行き交う鮭もいます。
ここは深く 魚影がたくさん見えました。
(この画像では、わかりにくいですね。)
この辺りではあちらこちらで、水面近くまで浮上して、
水しぶきを上げて跳ね合っています。
(その瞬間をキャッチするのは至難の業でした。)
ただ・・元気のある鮭も弱っている鮭も、体の模様が様々。
まるで別人(別魚)のよう。
終焉の近さを物語っているようでした。
これは皆 まだ生きています。
が、すでに水のゆらぎに身をまかせているしか出来ないようです。
浅瀬でただよいながら、静かに息をする・・。
「その時」を受け入れる リンとした目。
(この死斑のような模様、不思議なことに死ぬとなくなるようです。)
帰り際、さようなら・・と悲しくなりました。
by kiku-keko
| 2007-12-04 09:57
| 動物・虫